ハンドメイドイベントBlog

ハンドメイドイベント(手作り雑貨市)を主催者視点でお話します。そのほか子育てや日々の中で気になったこと、おすすめなことを書いたりします。※記事内にプロモーションを含む場合があります

出店準備

どうしてた?ハンドメイドイベント初出店のときの価格設定

投稿日:2020-07-24 更新日:

ハンドメイドイベントに出続けている作家さんにも
始めてのときがありました。

そして初出店のときは右も左も分からず…という方が多いです。

その最たる分からないものが
「自分の作品に値段を付ける」ことではないでしょうか。

ここでは先輩ハンドメイド作家さんらが
初出店のときどのように値付けをしていたかを見ていきたいと思います。

先輩ハンドメイド作家さんに初出店時の値付けをどうしてたか聞いてみた

さて早速、先輩ハンドメイド作家さんが
ハンドメイドイベント初出店のとき
どのように値付けをしていたのかを見ていきたいと思います。

初出店なので控え目に設定した方が多い

ハンドメイドイベントへ初めて出店するときって、
出店することだけでもドキドキしているのに
価格設定でも不安でいっぱいになりますよね!

そして出してしまう答えが
「少し低めに設定していた」
「とにかく売れたいから安く付けていた」
「自信が無かったのでとにかく安くしていた」
といったご経験の先輩ハンドメイド作家さん、多いと思います。

それでは、先輩ハンドメイド作家さんたちも
どんな安い値付け方法をしていたか。
下記に書き出してみました。

利益を少しでも上乗せしようとした事例
・材料費+αで安めの価格設定にしていた
・材料費+ほんの少々の利益を乗せていた
少しでも全体で利益が出ていれば御の字ですね。
もしかしたら「最初だからこんなものかな」と思えるかもしれません。

利益無しの事例
・材料費=値段にしていた
・最低限の材料費
これだと出店料や駐車場代、昼食費など、イベント出店当日にかかる費用が出ないですよね…。

なんと原価割れ…
・原価割れしていた
新規オープンする固定店舗が「オープン記念特価!」で原価割れ商品(メニュー)を販売するのは良いと思います。なぜなら、そのお店は今後ずっとそこにあるからです。ずっとそこにあることを憶えてもらうためのオープン記念特価だからです(しかも原価割れする商品は一部だけです)。
でも、イベント毎に出店するハンドメイド作家さんは、いわば常に流動的な存在。だからこそ、原価割れ設定してもお客様への告知効果としては期待が薄いので、オススメできません。

でも、
これからハンドメイドイベントへの出店デビューをお考えの方!
大丈夫です。
みんな通ってきた道なんですから!

安くしてしまったことは、
正直「悪手」と言われる悪い手だとは思いますが、
出店準備の手際が良くなっていったり、
搬入搬出がスムーズにできるようになったりするのと同じで
徐々に値ごろ感を探り当てていきましょう。

周囲を見て値付けを考えた作家さんも多数

・同じジャンルのハンドメイド作家さんの作品の値段をSNSや通販サイトで調べた
・ネットで似たような作品の価格帯を調べた
・同等の作品を調べて、それより安く設定したものと、より良い品質の作品を作って高めのものも用意した
・イベントに下見に出かけて、そこでおおよその値段をチェックした

これらのように、同ジャンルの他の作家さんの価格帯を調べられた方も多かったです。
実際にハンドメイドイベントへ下見に出かけるのもいいですし、ネット通販などで調べるのもいいと思います。ただし、調べるなら1件だけでなく複数件調べて平均値が出るようにすると良いでしょう。
なんせ他のハンドメイド作家さんがどれくらいの価格帯にしているかが分かれば、ご自身の中になんとなくの基準ができてきます。

ただし、この方法で値付けしても
あくまで「初出店で付けた値段」です。
何が言いたいかというと、
その「初出店で付けた値段」が今後の基準になって、
その後、製作技術の向上にともなってそれよりも値上げするのか、
地域の特性やイベント毎の来場者の年齢層などを勘案してアジャストしていくのかという作業に入っていきます。

とにかく、下見やネット調べなどで価格の基準を作るのは
初出店の方にとっては良い方法のひとつです。

その他の値付け経験談

・商売をしている知人に相談した(自分で値付けすると安くしてしまうから)
第三者の視点を入れて値付けをするのはとても良いと思います。
しかも、ご商売をされてらっしゃる方からの助言だと、何かと参考になりますね!

・バブルの頃だったし、ハンドメイドイベントが少なかったので強気の価格設定した
バブルの頃からハンドメイド作家さんとして活動されておられる方のお話です。
いや~、スケールが違いますね!
技術を持っておられるからこその価格設定だと思いますが、状況判断がしっかりできていたのだと思います。
ちなみに、当時10万円の売上は普通だったようです。

まとめ

多くの先輩ハンドメイド作家さんが、
初出店のときは価格を安く設定されていました。

今でも価格の正解を求めて
価格設定についてアレヤコレヤと考えてらっしゃいます。

そしてたどり着いた答えが…
「ハンドメイドなので、今でも値付けは難しい」ということだったそうです。

難しいなんて言いながら笑っておられたので、
きっと値付けも含めてハンドメイドイベントは楽しいと思っておられるのでしょうね。

確かに値付けは考えだすと難しいものになってしまいますが、
出店回数を重ね、お客様の顔が見えだすと、
ご自身なりの判断基準が出来てきますので焦ることはありません。

まず最初は、利益が出ない価格設定にだけはしない!
ということだけ固く誓って、
初出店に向けた値付けに励んでみてください!
応援しています!!


ハンドメイド作品にちょうどよい値段を付けるためのヒントになればと思って書きました。ぜひご一読ください。

「出店して楽しい!」と「黒字で気分もいい!」のちょうどよいバランスを目指しましょう!


初出店に向けた一連の流れをまとめています。
ササっと読みたい方は、コチラがおすすめです!

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プロフィール

masaoプロフィール

1976年生まれの辰年。かに座。A型。
「何かをしたいを思ったときが、それをする適切なタイミング」と信じているのんびり屋。

趣味:読書。主に重厚な歴史小説。長男と一緒に遊ぶこと。

ハンドメイドイベントを2009年から主催し続けています。作家さんとの出会いが毎回楽しくて止められません!