「何だか楽しそう!」で始めたハンドメイドイベント。
出店してみて「楽しい!」に変わったハンドメイドイベント。
そして、いつしか何が原因でしんどくなってしまったのか?
という時期が来るかもしれません。
(主催者側としては、寂しくなるので、
できるだけしんどくなって欲しくないです…)
原因はご自身の中では分かってらっしゃると思いますが、
しんどくなってしまったとき、どうすればよいのか
今回は自力でできる方法を考えてみたいと思います。
(注)あくまで気分としてしんどくなってしまったときのお話です。
家庭の事情などを起因とするお話ではないので、ご注意ください。
イベント出店がしんどくなってしまった原因とは?
ハンドメイドの作品づくりに疲れてきた
ハンドメイドイベントに出店を続けていると、
日々の日常の中で、作品づくりという「作業」が繰り返されることになります。
作品づくりが「作業」と感じだしたら、黄色信号かもしれません。
「作るのが楽しい!」から始まった作家さんが多いのが、
この業界の特徴だと思います。
ハンドメイド作品づくりが「作業なんじゃ?」と
ふと疑問に思う瞬間があれば、
一旦手を止めて息抜きをしてみましょう。
単純に飽きてきた
そもそも論になってしまう状況ですが、、、
「飽きが来ない工夫をしましょう」とは
カンタンに言えないなと思います。
なぜ、ハンドメイド作家をしているのか?
なぜ、ハンドメイドイベントに出店しているのか?
を見つめ直す時期なのかもしれません。
続けながら答えを探すのもいいでしょうし、
一度ストップさせて立ち止まって考えてみるのも良いタイミングかも。
私の主催するハンドメイドイベントによくご出店くださる作家さんは、
1年ほど経つと新しいジャンルの作品に挑戦されていたりします。
今ではいろんなことができる作家さんとして
ディスプレイも充実し、とても人気です。
出店者同士のいざこざに疲れた
ハンドメイドイベントを主催させていただいていると
「誰がどうした」「誰があ~した」などという
作家さん同士の小さないざこざや
人と人との心のすれ違いを(ウワサ)として耳にすることがあります。
耳にするだけなので私はいいのですが、
当事者さんらは大変だろうなと、いつも思います。
人とのあつれきは生きている限りあってしかるべきものだと考えます。
相手がどうしても大事にしたい方であれば修復の道を。
もし「どうしても」までいかない相手であればケジメだけつけて、
作家活動を一度リセットしてみるのも良い手だと思います。
クレーム対応に疲れた
ハンドメイド作家の活動を長く続けていくと、
どこかのタイミングでクレームにぶつかることがあります。
基本的にクレームは、
ご自身を改善させる良いヒントを得られたりします。
しかし、クレームにかこつけて
お客様は神様的な考えのクレームは、
そのクレームの本質部分を対応しつつ
人を下に見たような言動の部分に対しては毅然とした対応をしましょう。
そして、クレームひとつで
決して作家活動を見失わないようにしてください。
あなたのステキな作品を待っている方、
まだ出会えていない方がいらっしゃることを憶えておいてください。
要はクレームに対しては小休止はしても、
出店をやめるとか作品作らないなどと
完全に手は止めないことをおすすめしたいです。
オーダー品での過度な要求に疲れた
ハンドメイドの作品づくりで特に気を遣うのが、
オーダー品を受注したときではないでしょうか。
通常の打合せで素材や仕上がりのカタチなどを話終わって、
「あとはお任せで~」というオーダーが多いと思いますが、
ときおり「お任せ」のはずが
途中で連絡が来て「やっぱり〇〇してほしい」とか
「こうじゃなくてこう」のような要望をされる方がおられます。
1~2度なら普通の対応ですが、
それが何度も変更要望がきて、
当初とは全く違ったモノに仕上がってしまうことがあります。
製作途中での仕様変更は、作家さんの負担が増します。
ひどいときは「1から作っているのと同じだな」と感じることもあるようです。
どこからを「過度な要求」と受け止めるかは作家さん個々次第だとは思いますが、
キャパを超えたときはしっかりとした対応が必要になります。
その対応に要するパワーが疲れの原因になりがちです。
意見のかみ合わない話ほどしんどいことはないです。
その対応が終われば、
オーダー受注を一旦やめてみるか、
受注数を絞って受けるか、
明確なルールを作っていくかなどの対策があります。
忙しさを求めていなかった
ハンドメイドイベントへの出店初期は、
作るのも楽しい、出店するの楽しいという方がほとんど。
続けていくことで
いつしか人気が出て、出店すれば多くのお客様にお買い上げいただき…と
嬉しいストーリーが待っているかもしれません。
でも、それが落とし穴になる方も存在します。
出店しては売れ、売れて嬉しい、
でも帰宅したら次の出店まで補充のための作品づくり…。
目の前で喜んでお買い上げくださるお客様がいらっしゃるので嬉しいのですが、
このルーティンに疲れてしまう方もいらっしゃいます。
一連の流れが「業務」のように感じてしまっているんですね。
「こんなはずじゃなかった」と。
「作りたいときに作って、出店して、お客様に喜んでもらって」と
当初の想像とは違う現実に疲れ始めてしまうようです。
実際、毎週末どこかのハンドメイドイベントに出店して、
多くのお客様にお買い上げいただき、
そして次の出店にむけて作品を作っていく…。
とても意欲も技能も高い作家さんだと思います。
でも、そのルーティンに疑問が出てきたのであれば、
出店回数を減らしてみてはいかがでしょうか?
小休止を入れてみるのが、よい息抜きになりそうです。
イベント出店がしんどくなったらやってみること
どれかを絶対してみる!ということではなく
どんな原因でしんどくなったかにもよりますので、
何をしたら
心がスゥッと落ち着くのか?
心が軽くなるのか?
で決めて、実践してみましょう。
ハンドメイドイベントへの出店を控える
単純にハンドメイドイベントへの出店を控えてみましょう。
控える期間はご自身の「しんどい状態のほとぼりがさめるまで」です。
この間に友人や作家仲間などに相談したり愚痴ったりするのも良いかと思います(←けれど、最後は大笑いして終われる会話にしましょう。プラスの心になれますよ)。
下記でも書きますが、ひたすら作品づくりだけに没頭してみるのも良いでしょう。
お料理が好きならお料理に集中したり、
読書が好きなら好きな作者の本を読み返してみたりはいかがでしょうか。
とにかく出店を止めてみる。
それで何か別の視点が生まれてくれば、止めた価値があったことになりますね。
ハンドメイドフリマサイトへの出品をストップする
これを読まれている中にはハンドメイドのフリマサイトへ作品を出品されている方もおられると思います。
しんどくなったら思い切って出品を止めてみましょう!
作家活動自体を止める
一度、きっぱりと全てを止めてみるのはいかがでしょうか?
お仕事されている方ならお仕事に専念してみる。
ご家庭がある方なら、作家活動を止めて空いた時間を休息にあててみる。
などなど、生活に合った新たな日常を作ってみては?
いつか「活動再開しようかな」とウズウズしだすときまで、
手を止めてみましょう。
一番好きな作品ばかり作ってみる
出店を止めてみて、誰も気にすることがなくなったら、
ご自身の好きな作品にのみ集中して作ってみるのも手だと思います。
本当に作りたいものだけ作って楽しむことで、
作家活動を始めたころの感覚を呼び戻すことができますよ。
「ハンドメイドって、やっぱり楽しいなぁ」というのが、
作家さんにとって一番大事なモチベーションだと感じます。
ですので、何かで疲れてしまったときは、
出店やディスプレイや売上、接客、人間関係など関係なく、
そして販売するかどうかも関係なく、
今本当に作りたい作品を作ってみましょう。
まったく別ジャンルの作品に興味を持ってみる
もし、現在の作家活動に疲れてしまったのなら、
まった別ジャンルのハンドメイドに目を移してみるのはいかがでしょうか。
新しいジャンルへの挑戦はとても新鮮です。
さわりを体験するだけでも、
これまでの作品づくりに良いヒントを得られるかもしれません。
そして、もしハマってしまえば、
新しいジャンルも開拓でき
ハンドメイド作品のレパートリーも増やせます。
作家活動を再開したときに、
新しい一面をお客様にご提供できることになりますね。
客としてハンドメイドイベントを訪れてみる
出店者としてはよく行っていたイベントも、
客として訪れてみると
新鮮であり違った視点で見つめることができます。
ブースの内側にいたら見えなかった部分が、
見えてくるかもしれません。
客として見て回ったときに見た
他の出店者さんのディスプレイや過ごし方など
参考になることが散らばっている可能性が高いです。
そして、肩の荷が降りた状態で楽しめますよね。
リラックスが一番のリフレッシュ方法だと思います。
まとめ(イベント出店に疲れたら休む)
ここに書かせていただいたことが全てではないですし、
お気持ちやお考えに完全にフィットするかと言われれば難しいとも思います。
こういう事例もあるんだなと参考にしていただけると嬉しいです。
- ハンドメイドイベントへの出店を控える
- ハンドメイドフリマサイトへの出品をストップする
- 作家活動自体を止める
- 一番好きな作品ばかり作ってみる
- まったく別ジャンルの作品に興味を持ってみる
- 客としてハンドメイドイベントを訪れてみる
要は、
疲れたら休む!
というとても基本的なお話でした。
職業にされてしまっている方は別ですが、
何かとの掛け持ちである多くのハンドメイド作家さんは
「頑張るときは頑張る」
「疲れたときは休む!」の
メリハリが大事だと考えます。
そのメリハリが、楽しくハンドメイド作家さんとして続けていく秘訣です。
ハンドメイド作家さんの多くは「ハンドメイドイベントの出店を続けてきて良かった!」と思ってらっしゃいます。
数多くの「続けてきて良かった!」の声を一読するのも、初心に帰れます!
初出店に向けた一連の流れをまとめています。
ササっと読みたい方は、コチラがおすすめです!
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