アクセサリーの作家さんでパーツをとても上手に組み合わせて
一つの作品にされてらっしゃる方おられますよね。
同じパーツ使っていても作家さんによって
まったく雰囲気もグレードも違って見えることがあります。
センスと言ってしまえばそれまでですが、
人それぞれ個性があっていいなぁと思っています。
でも、下記のような会話があったということは、
ゆゆしきことではないかと考えます。
お客様が「あっ」と思ってしまった作家さんとの会話
昨年の暮れ、
私の主催するハンドメイドイベントにご来場されたら
いつも親しくお話させていただいている常連のお客様が、
こんなこと言われていました。
とあるブースで見かけたアクセサリーが、とっても気に入られたとのこと。
そこでそのブースのハンドメイド作家さんに
「これはどうやって作っているの?」と聞かれたそうです。
すると、その作家さん。
「パーツを組み合わせているだけです…」と言われたみたいで、
お客様も「あっ」ってなられて、
それ以上会話が広がらなかったそうです。
結局、気に入っていたことも忘れて、
購入せずにそのブースを離れられたとのことでした。
「パーツを組み合わせているだけです…」で
会話が発展しなかったのはもちろん、
売れるモノも売れなくなります。
お客様との出会いのきっかけは
作品のオリジナリティが大きく貢献する
ハンドメイドイベントの醍醐味のひとつは、
出店者さんとお客様の出会いです。
いつの間にか親しくなっていたなんてことがあれば、
主催者としてこんな嬉しいことはありません。
でも、親しくなるまでに、
いきなり世間話で親しくなることは無いですよね。
ハンドメイドイベントで
「作家と客」という関係性で出会った場合、
最初の会話の割合で一番高いのは作品についてです。
お客様との関係性を高める上で、
一番の基礎となるのが、作品です。
ハンドメイド作品をお客様が気に入ることで会話が生まれ、
フィーリングが合えば会話が弾み、
気づけばリピーターさんになり、
最終的にファンになってくれます。
ですので、
どんなジャンルの作品づくりでも
「ここはこだわりました!」や
「こういう利便性を高めました」といった
アピールポイントが無いとダメです。
要は、オリジナリティを持つことです。
例えば
アクセサリーでは、パーツ自体を手づくりしてみる。
布小物ではオリジナルデザインのワンポイントを付けてみる。
(これは素人考えなので、実際は作家さんがオリジナルなものをお考えください)
オリジナルのハンドメイド作品には、
ご自身の工夫が盛り込まれています。
工夫を考える時間、
工夫をカタチにするための試作を作った時間など、
努力の過程がありますよね。
その過程をお客様にお話しても重たいだけですが、
工夫したポイントを語れれば、
興味を持ってくださるお客様が増えていきます。
リピーターさんを増やす第一歩は、
作品に興味を持ってくださる方を増やすことが肝要です。
そのためにも、
「パーツを組み合わせているだけです…」ではなく、
しっかりと自分の言葉で語れるオリジナル作品を
作っていきましょう!
ハンドメイドと言えど、なんでも作っていいということはありません。特にハンドメイドイベントへ出店する作家さんであれば、著作権についても知っておいてくださいね。
初出店に向けた一連の流れをまとめています。
ササっと読みたい方は、コチラがおすすめです!
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