1回目の「モデルハウスとの相性は?」では、
ハンドメイドイベントとモデルハウスの相性を考えてみました。
2回目となるこの記事では、
ハンドメイドイベントと総合住宅展示場の相性を見てみます。
住宅展示場は住宅メーカーさん、工務店さんらが
一堂にモデルハウスを建てている総合的なモデルハウスの展示場です。
近年では総合住宅展示場でのハンドメイドイベントも
各地で盛んというか定着しているように見受けられます。
ここではそれを考えてみたいと思います。
総合住宅展示場というところ
総合住宅展示場とは
住宅メーカーさんや工務店さん各社が
ひとつの場所に一堂にモデルハウスを建て並べているところです。
一度にたくさんの会社さんとそのモデルハウスを見て回れるので、
新築をお考え中のお客様にとっては非常に効率的な場所です。
基本的には各社さんともとてもフレンドリーです。
(中には「買う気ない来場者」と思った途端に態度が冷たくなるスタッフさんもいらっしゃいますが…まぁ、まれです)
そして、各社さんの常駐スタッフさん同士だと、結構仲良かったりします。
総合住宅展示場自体は運営会社さんが存在しています。
その運営会社さんが展示場の維持管理だけでなく、
集客活動も担っていて、毎週あの手この手でフェアを開催されています。
ハンドメイドイベントもその一環で主催者さんに
実施依頼が舞い込んできたりします。
住宅展示場でハンドメイドイベントをする良さ
総合住宅展示場でのハンドメイドイベントは
1棟1棟の間隔が空いててゆったり建てられたモデルハウスに囲まれた中で開催されます。
先に書いた「モデルハウスとの相性は?」でもお話しましたが、
新築を建てられる主な世代は30歳代です。
その30歳代と
主婦層を主な活動層とするハンドメイドの世界とは
とても近しい関係にあります。
・ハンドメイド作家さんに主婦が多い
・ハンドメイドイベントを好きなお客様も主婦が多い
・ファミリーでの来場が期待しやすい
【ハンドメイドイベント考察①】モデルハウスとの相性は? – ハンドメイドイベントBlog –
これら3点の要素が、総合住宅展示場にも当てはまります。
ですので上記3点については「【ハンドメイドイベント考察①】モデルハウスとの相性は?」をご参照いただくとして、
ここでは総合住宅展示場ならではの、ハンドメイドイベントとの相性を見てみたいと思います。
(あくまでハンドメイドイベント側から見た主観です)
特に「〇〇住宅公園」という名称になっている総合住宅展示場との相性がよい
総合住宅展示場には
・総合住宅展示場
・ハウジングギャラリー
・〇〇住宅公園 などなど
いくつかコンセプトによって名称がいろいろです。
それらの中でもハンドメイドイベントと相性が良いのが、
「〇〇住宅公園」という名称の総合住宅展示場です。
「公園」と名称が付くくらいなので、
入ってみると、なるほど緑があって公園風の家並み(?)になっていて
ゆったりした時間も流れているステキな空間です。
なかには芝生を大胆に使っていたり、池があったりして、
各社さんのモデルハウスがより一層映える演出になっていたりします。
そんな公園風の空間は、ハンドメイドイベントのほんわかした雰囲気とピッタリです。
特に春と秋は、お互いがお互いの雰囲気を高め合う良い季節です。
中規模以上のハンドメイドイベントが開催できる空間
総合住宅展示場内の入居件数が20棟以上あるような大きなところだと、
会場内の敷地面積もかなりのものになっています。
そういった総合住宅展示場であれば、
50件以上から100件ほどの出店者さんにお集りいただけるハンドメイドイベントが開催できます。
規模の論理で、出店者数が多ければ多いほど来場者数も伸びる傾向にあるので、
住宅展示場さんもハンドメイドイベント主催者も出店者さんもニコニコできます。
そして、ご来場のお客様も出店件数が多いと見ごたえがあって楽しんでくださいます。
総合住宅展示場でハンドメイドイベントを実施する難しさ
次に実施側から見た時の難点をいくつか。。。
- タープテントは地面に杭が打てない
- 昼食の取り方
これらをひとつずつ見ていきましょう。
タープテントは地面に杭が打てない
総合住宅展示場の場合、基本的に地面はアスファルトか舗装用ブロックなどが敷き詰められていてタープテントの杭が打てません。
(芝生広場があるところだと総合住宅展示場さんとの協議で杭が打てることもあります)
出店するハンドメイド作家さんは、タープテントが飛ばないように四隅を縛り付けられるようなおもりの用意が必須になってきます。
これが意外と大変。なんせ重いんです。
水が使えるなら水を入れるタイプのおもりを持参すれば、現地で水を入れるという手もあります。
とにかく、総合住宅展示場での出店の際は、必ずおもりを用意しましょう!
昼食の取り方!
これは総合住宅展示場さんの考え方次第なのですが、、、
昼食をブース内でできないことがあります。
その場合はハンドメイドイベント主催者から事前に通達があると思います。
駐車場へ行ってご自身の車の中で食べることになります。
事前に食べやすいものを用意しておくのも手かもしれませんね。
お仲間さんと共同出店であれば、
交代で外へ食べに行くのもアリです。
余談ですが…
50件以上のハンドメイド作家さんに集まっていただけそうな空間がある総合住宅展示場だと、やはり半年以上前からの告知と募集はしたいところです。
他のハンドメイドイベントとの日程かぶりがないように配慮も必要です。
たまに総合住宅展示場さんから開催のご依頼を頂戴することがありますが、
その多くが開催希望日の2か月前、早くても3か月前…。
主催側のスケジュールが埋まってしまっているということも多々あって、お話自体が流れてしまうこともあります。
また、ほとんどのハンドメイド作家さんのスケジュールも
他のハンドメイドイベント出店で日程が埋まっていることが多く、
20~30件程のご参加になってしまうことに。
せっかく50件以上の出店者さんで賑やかにできるポテンシャルがあるのに、非常にもったいないです。
(あくまで主催側の主観なので、総合住宅展示場さんのご事情もあるかと思いますが)もし総合住宅展示場さんの担当者さんでこれを読んでくださっていたら、半年前に計画いただけると主催側としては非常に助かります。ぜひご一考を。
まとめ
総合住宅展示場とハンドメイドイベントは、基本的には相性は良いです。
繰り返しになりますが、「モデルハウスとの相性は?」でもお話したように
新築を建てられる主な世代は30歳代です。
(ハンドメイドイベントの主催者さんは、2歳児までを対象にできるハンドメイド作家さんやワークショップの先生へのお声がけは忘れずに)
国土交通省が発表している「平成30年度 住宅市場動向調査報告書」によると、新築を建てられる主な世代は30歳代で43.7%と圧倒的です。
※出典:「平成30年度 住宅市場動向調査報告書」(国土交通省) (https://www.mlit.go.jp/common/001287759.pdf)
ハンドメイドイベントとしては中規模(50件程度)以上の出店者さんに
お集りいただけるキャパシティがあるので、
(天気次第ですが)規模の論理でお客様もご来場いただけます。
特に〇〇住宅公園との名称のついた場所での
ハンドメイドイベント開催であれば雰囲気の相乗効果も期待できて、
出店者さんもお客様ものんびりゆったり楽しむことができますよ。
もし総合住宅展示場で開催されるハンドメイドイベントのお誘いがあれば、
ぜひ一度は出店してみてくださいね。
初出店に向けた一連の流れをまとめています。
ササっと読みたい方は、コチラがおすすめです!
最新記事
- ハンドメイドイベントへの出店準備で一番、手間のかかるモノとは?
- これも準備?ハンドメイドイベント出店時の服装は?
- 屋外開催のハンドメイドイベント必須の準備物、タープテント!
- 【作品の定義】パーツ組合せのハンドメイド作品を見て、モヤモヤしてない?
- 【まとめ】ハンドメイド作品の在庫、その生きる道8選!