ハンドメイドイベントに出店するにも、いろいろとルールや暗黙の了解的なマナーがあります。
かといって、それほど難しい話ではなく「そんなことをわざわざ言うの?」という内容ばかりです。
それさえ押さえておけば、一日楽しく過ごすことができます。
ハンドメイドイベント出店において
マナーで失敗しないための10のコト
①ハンドメイドイベント毎に設けられたルールを守ろう
ハンドメイドイベント出店にあたり、必ず要項というものがあります。
まずは、その要項をしっかりご一読ください。
ルールはそこに書かれていますので。
このルールさえ守れば、たいていのことはOKです。
②搬入や搬出などの時間は守ろう
要項のなかでも特に気を遣うのが、時間です。要項に記載されいる時間はきっちり守りましょう。
- 車で早めに行って開場を待つ → 会場周辺に渋滞を起こすのでNG
- 制限時間があるのに会場内に車を止めっぱなし → 車を駐車場へ!
- etc
③お隣のブースのハンドメイド作家さんへ挨拶しよう
ブースまで荷物を運びこんだら、お隣のブースに挨拶しておきましょう。
その一言あるかないかで、相手の印象が違ってきます。
ハンドメイドイベントの一日を楽しく過ごすための秘訣です。
④ブースから作品や什器などをはみ出させないようにしよう
ときたま、ハンガーラックや棚なのどの什器がブース枠外にはみ出て展示されていることがあります。
明らかなルール違反なので、「ちょっとだけならいいか」という考えはやめましょう。
お隣のブースにも迷惑になる可能性が高いです。
また、バックヤードから表へ出る通路もご自身のブース内で作りましょう。
お隣にはみ出ないと表へ出られないような展示方法も迷惑になります。
⑤価格設定が安いのはOK!ただし安すぎるのはNG
価格設定は考えだすと難しいものですが、シンプルに「材料費が出ればOK」という考えを止めるだけです。
材料費だけ出るような価格=ほぼほぼ原価と言える価格=安すぎる!
になります。
同じ種類を作られて、しっかり価格設定されている方を圧迫することになります。
価格破壊が行き着く先は、みんなが利益を得られなくなって共倒れになることです。
ご自身が価格破壊を起こさないように気を付けましょう。
>>「ハンドメイド作品にちょうどよい値段をつけよう」も併せてご一読ください。
⑥場所が悪くても売れる作家さんは売れる
会場内でも人通りの少ない場所って、どうしても出来てしまいます。
いわゆるデッドゾーンですね。
主催者としてはそういう場所になりそうなエリアに、あえて人気作家さんを配置したりして活性化を図ったりします。
それでも売れない作家さんもいらっしゃいます。
また、すごく人通りの多い場所に配置されていても売れない場合もあります。
集客が少なかったら主催者の責任です。
でも、「場所の良し悪しで売上に響く」は違います。
よく周囲の出店者さんを見てみてください。
どんな場所でも売れているお店はあります。
「周囲のせいにしている人とは付き合わない」と言い切っている作家さんもいらっしゃいます。愚痴を言い募る前に「すべきことがあるでしょ」とも言われていました。厳しくも優しいお言葉だと思います。
プロ野球の監督がたまに口にする言葉に
「勝てば選手のおかげ、負ければ俺(監督)のせい」というのがあります。
それをハンドメイドイベントに当てはめると、
売れない=場所が悪い
売れない=そのイベントに来場するお客様との作品の相性、価格設定、ディスプレイ、接客などを分析
ということになります。
「売れなかった」は、お店を改善、見直すためのサインです。
⑦売れるイベントを他の作家(出店者)さんに聞いて回るだけではダメです
上記の話題に関連していますが、
ハンドメイドイベント中に時間ができて、
他の作家さんと談笑する人がいらっしゃいます。
それ自体はいいのですが、
ときたま「どこのハンドメイドイベントが売れるのか」を
聞いて回る作家さんがいらっしゃいます。
聞かれた方は、
ご自身の体験として過去に売れたイベントをお話にはなりますが、
聞いて回った本人さんにマッチするハンドメイドイベントかどうかは不明です。
教えていただいたのを鵜呑みにして出店しに行くのは危険です。
売れなかったとき、どうしますか?
それを教えてくださった作家さんを、
多少なりとも「教えてもらったけれど…」という気分になりますよね。
ですので、教えてもらって気になったハンドメイドイベントは、
一度下見に行き、
ご自身の作風と会場の雰囲気や客層を見比べてみましょう。
⑧売れているお店のほうをじっーと見ない
これも関連した話題になります。
ご自身のお店が売れなくて、時間が空くからといって、
無表情でどこか一点を見ているという出店者さんが、
たまにいらっしゃいます。
中には売れているブースのほうをじーっと見つめてしまっていたり…。
たとえ無意識だったとしても、
周囲から見たら「何か怒っているのかな?」と敬遠されてしまいます。
見つめられていることに気づいた、
売れているブースの方も良い気はしないですので、気を付けましょう。
⑨借りたモノは丁寧に扱おう
テーブルやイスなど、備品類を貸し出してくれるハンドメイドイベントもあります。
あくまで、その会場の備品なので、粗雑に扱わないように気を付けましょう。
特にガムテープは厳禁です。
養生テープはOKです。
⑩自分のブースだけでもキレイにして帰ろう
昼食後のゴミなどゴミ類は持ち帰りましょう。
遠足ではありませんが、家に帰るまでがハンドメイドイベントです。
だからと言ってマナーに固執する必要なし!
ざっと書き連ねましたが、要は一般常識をもっていれば、
何も心配する必要がない事柄ばかりです。
暗黙の了解的な要素が多分に含まれていますが、
お互いが気持ちよく出店して、楽しく一日を過ごすためのものです。
お互いを尊重して、
ハンドメイドイベントをみなさんで盛り上げていってくださいね。
マナーではなく法律に触れてしまうことですが、著作権について書きました。
あわせてご一読ください!
初出店に向けた一連の流れをまとめています。
ササっと読みたい方は、コチラがおすすめです!
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