
初めてのハンドメイドイベント出店。
「テーブルを借りて作品を並べるだけ」と思っていたのに、
実際に準備を始めてみたら、思った以上にやることが多くてびっくり…!
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何を持っていけばいいの?
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どんな順番で設営するの?
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当日はどんな雰囲気なの?
SNSで見る素敵なブース写真は憧れるけれど、
その裏にはドキドキと小さなトラブルの連続があるのがリアルな現場。
でも安心してください。
流れとポイントを知っていれば、初出店でもしっかり楽しめます。
この記事では、筆者の主催者側として出店者さんから見聞きしたものをもとに、
「ハンドメイドイベント当日の1日の流れ」をタイムライン形式で解説します。
これから出店を考えている方が、不安をワクワクに変えられる内容です。
初出店前に多くの作家さんが感じる“リアルな不安”

初出店の相談で一番多いのが「当日のイメージがつかめない」という声。
実際に出店してみると、「もっと早く知っておきたかった!」と思うことが山ほどあります。
たとえば、こんな悩みを抱える方は多いです👇
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何時に会場入りすればいいのか分からない
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設営にどのくらい時間がかかるのかイメージできない
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お昼ごはんやトイレのタイミングが不安
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周りの出店者との関係性が気になる
こうした小さな不安が積み重なると、せっかくの楽しみが“緊張イベント”に変わってしまいます。
しかし、当日の流れと準備のコツを事前に把握しておくことで、心の余裕がぐっと生まれます。
実際、出店は慣れよりも「準備力」。
初回こそ、正しい情報を知っておくことが最大の成功ポイントです。
ハンドメイドイベント当日のリアルな1日の流れ

ここでは、出店時のおおまかなリアルスケジュールを紹介します。
(屋外イベント/10:00〜16:00開催/ブースサイズ2.5m×2.5m)
🕖7:00|自宅出発
前夜に荷物をすべて車に積み込み、チェックリストを確認。
“あれ、値札どこいった!?”とならないように、
【前日チェックリスト】を作っておくのがおすすめです。
✅ チェック例:什器・テーブルクロス・POP・おつり・袋・飲み物・名刺・延長コード
こうしておくと、当日焦らずにすみます。
🕗8:00|会場到着・受付
会場に着いたら、まずは出店受付。
主催者から配置図や出店証を受け取ります。
(※主催者が変われば、受付方法や搬入方法も違います。当日までに主催者から送られてくる概要等をこまめにチェックしましょう)
(※また、会場によっては車の搬入が可能な場所や、乗り入れ可能だったとしても搬入ルートが定められていることもあるので、搬入時のことは特に要チェックです)
このとき、搬入ルートやゴミ処理ルールなどを確認しておくと後で慌てません。
同じ時間帯に搬入する作家さんたちがたくさんいるので、
「おはようございます!今日はよろしくお願いします」とひと言挨拶するだけで場の雰囲気が和らぎます。
初対面でも「隣のブースの方と協力する」ことは本当に多いんです。
🕣8:10〜9:30|ブース設営
いよいよ設営。
テーブルクロス→什器→作品→POPの順番で並べるのが基本です。
特にテーブルクロスのシワ取りは見た目に大きく影響します。
アイロンをかけておくか、霧吹き+手でなでて整えるだけでも清潔感がUP。
作品を並べる際は、“高さをつくる”のがコツ。
平置きだけでは目に止まりにくいので、
100均の木箱やミニ棚を使って立体感を出しましょう。
設営にかかる時間は意外と長く、初心者でも最低1時間は必要です。
焦らず、完成したらブース全体を撮影しておくと、次回以降の参考になります。
📸9:30〜9:50|SNS発信タイム
「準備が整いました!」という1枚をInstagramのストーリーズに投稿!
ハッシュタグは「#ハンドメイドイベント出店」「#ハンドメイド作家」「#〇〇マルシェ」。
この投稿を見て、「今から行きます!」と来場してくれるケースも珍しくありません。
SNSは単なる報告ではなく、“リアル集客ツール”として活用しましょう。
🛍️10:00|開場・販売スタート
お客様が一気に入ってきます。
最初の30分はブース前の混雑もあり、落ち着くまで慌ただしい時間。
最初は緊張してうまく話せないこともありますが、
「こんにちは!ご覧いただくだけでも嬉しいです☺」の一言で空気が柔らかくなります。
もし接客が苦手でも、笑顔+目線+一言で印象は十分伝わります。
🍱11:30〜13:00|お昼休憩・交代制で
混み具合を見て、隣の作家さんと声を掛け合いながら交代で休憩を取ります。
お互いの信頼関係が、出店全体をスムーズにします。
食事は短時間で食べられる軽食が◎。
会場によっては飲食禁止エリアもあるので、ルール確認をお忘れなく。
💰15:30|売上集計・在庫チェック
販売が落ち着いたら、売上と在庫をメモ。
後から正確に把握するために、「売れた作品名」「価格」「個数」を簡単に記録しておくのがおすすめです。
これが次回の作品制作や仕入れ数のヒントになります。
ノートでもスマホでもOK。継続できる形を選びましょう。
🧳16:00〜17:00|撤収・片付け
閉場のアナウンスとともに撤収スタート。
焦って片づけると什器を壊してしまうこともあるので、順番を意識して丁寧に。
(※くれぐれも終了時間前に片づけ始めないよう注意しましょう)
・什器をまとめる
・作品を緩衝材に包む
・ごみを持ち帰る
・主催者へ一言お礼
「今日はありがとうございました!」のひと声が、
次回の出店につながる信頼の第一歩になります。
当日をスムーズに乗り切るための3つの準備ポイント
① チェックリスト化で忘れ物ゼロに
当日「電源タップがない!」「袋を忘れた!」という声は本当に多いです。
出店前に自作チェックリストを作っておくのが良いでしょう。
例:
☑ 値札セット
☑ おつり(500円玉30枚)
☑ ハサミ・テープ・延長コード
☑ 名刺・ショップカード
☑ 水・軽食・ウエットティッシュ
「準備リスト」をブログやSNSでシェアすると、フォロワーからの信頼も得られます。
② 事前に「自宅レイアウト練習」をしておく
本番で一から配置を考えると、時間がかかるうえに焦りが出ます。
事前に家のテーブルで什器を並べ、スマホで撮影しておくと、
当日はその写真を見ながら再現するだけでOK!
③ SNS告知は3日前が効果的
出店告知は「直前すぎる」と見逃されがち。
3日前の夜20時頃(Instagramのアクティブタイム)に投稿しましょう。
文例👇
🧺【出店情報】
〇月〇日(日)〇〇マルシェ@イオンタウン姫路
時間:10:00〜16:00
ブース:No.23
ぜひ遊びに来てください🌷
投稿には作品写真+自分の笑顔が入るとクリック率UP!
初出店で感じた「現場の空気」と学び

初出店で一番印象に残ったのは、
お客様が作品を手に取った瞬間の笑顔でした。
「これ、かわいい!」
「すごく丁寧に作ってますね」
そんな言葉を直接聞けるのは、オンライン販売では味わえない喜び。
作り手としての“やっててよかった瞬間”です。
また、隣のブースの作家さんと話す中で、
「ディスプレイこうするといいよ」「この什器いいね!」と情報交換が自然に生まれました。
その後SNSでつながり、別イベントでコラボ販売をすることにも。
**イベントは“売る場”であり、“学びと出会いの場”**でもあります。
まとめと次回予告

今日のまとめ
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出店は“準備8割”で決まる
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設営・撤収の時間をしっかり確保しよう
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SNSは「発信」ではなく「つながるツール」として活用する
次回予告
次回【Vol.2】では、
「ハンドメイドイベント出店にかかるリアルなコストと利益を出す考え方」
を徹底解説します。
“収支のリアル”を知ることで、次のステップが見えてきます!








