“失敗はネタになる”をテーマに、現場で起きたリアル体験を徹底解説!

ハンドメイドイベントの初出店は、誰にとってもドキドキの連続です。
SNSではキラキラした写真が並び、楽しそうに見える一方で──
実際の現場は、思っている以上に“予想外”の出来事が起こります。
・開場直前に忘れ物に気づく
・想像以上に商品が売れず落ち込む
・ディスプレイが崩れて焦る
・レジ対応でテンパる
・お客さんとの接し方が分からない
そんな「あるある」が、初出店では次々に起きます。
でも、大丈夫。
多くの若手作家さんが“何かしらミスをしながら成長”しているのが現実です。
今回は、実際の作家さんたちのリアルな「やらかし体験」から、初心者が必ず知っておきたいポイントを丁寧に解説します。
「失敗=恥」ではなく、
「失敗=経験値アップ」
として、あなたの初出店準備にぜひ役立ててください!
■失敗談①:まさかの“致命的な忘れ物”。でもこれ、みんな通ってます

初出店で最も多いトラブルが 「忘れ物」 です。
しかも、ただの忘れ物ではなく、「それ忘れたら出店できない…!」という 致命的なアイテム が抜けてしまうのが特徴。
▼よくある“忘れ物やらかし”一覧
- おつり(千円札・小銭)がない
- 商品を入れる袋を忘れた
- 什器の部品だけが無い
- テーブルクロスを忘れて見栄えが最悪
- 支払い端末を忘れた(致命傷)
- 値札をつけ忘れたまま陳列
- ハサミ・ペンなど地味に必要な道具がない
- 延長コードを忘れて電源が使えない
▼なぜ「忘れ物」が起きるのか?
理由はシンプルで、
“初出店はやることが多すぎるから”。
制作・荷造り・告知・ディスプレイ練習…
頭がいっぱいになり、チェックリストを用意していないと、何かしら必ず抜けます。
▼忘れ物トラブルのリアルな現場エピソード
初出店の若手作家さんで最も多いケースが「おつり忘れ」。
朝到着して商品を出していると、ふと気づく。
「あれ、おつりの袋がない…!」
そこから近くのコンビニへ走るも、朝の両替は不可。
他の作家さんに助けてもらったり、ペイ系決済を急遽導入したり…。
イベント開始直前にテンパりまくる、という流れです。
▼防ぐ方法:忘れ物チェックリストを“パッキング時”に使う
前日の夜に思い出しても遅いので、
荷造りする瞬間にチェックリストでチェックするのが唯一の正解です。
■失敗談②:想像以上の“売れ残り”。なぜこんなことに?

初出店の多くの作家さんが直面するのが、
**「思ったより売れなかった…」**という現実。
SNSでの反応が良くても、
ネットで売れていても、
イベントの集客が多くても──
現場では、想像以上に売れ残ることがよくあります。
▼売れ残りが起きる3つの理由
① 「イベントの客層」と「作品の雰囲気」が合っていない
あなたの作品が悪いわけではなく、
**「合う場所じゃなかった」**というだけ。
② 高単価にしすぎて初見のお客さんが買いにくい
ネットでは買ってくれる価格でも、
リアルイベントでは“500〜1,000円が買いやすいゾーン”。
③ 在庫を作りすぎてしまう
「売り切れたら困るかも」と思って作りすぎるのが初出店あるある。
▼売れ残って落ち込む作家さんのリアル
・閉場後、商品がほぼ減っていない
・他の作家さんが売れていて焦る
・「自分の作品、魅力ないのかな…」と落ち込む
・帰り道が地味にツライ
ですが、安心してください。
ほぼ全員が同じ経験をしています。
▼対策:「回転しやすい商品」のラインナップを混ぜる
売れ残りを避ける最強の方法は、
「低単価の売れ筋アイテム」を一つ作っておくこと。
- 300〜800円の小物
- キーホルダー・ヘアゴム・チャーム
- シール・ミニ雑貨
- ミニアクセサリーなど
初めてのお客さんが“試し買い”しやすい価格帯があるだけで、
出店全体が回りやすくなります。う。
■失敗談③:ディスプレイ崩壊。開始1時間でボロボロ事件

ディスプレイは、初心者が最も悩むポイント。
そして、初出店で圧倒的に多いのが…
ディスプレイ崩壊!
▼ディスプレイ崩壊のよくある原因
- 什器が安定していない
- 固定がテープだけで弱い
- 縦ディスプレイの角度が甘い
- お客さんが触るとすぐ倒れる
- 風が吹いてバタン
- 商品が重すぎる
会場にはお客さんが多く、
商品を触ったり、什器に手をついたりするため、
思っているより揺れます。
▼リアルな“崩壊エピソード”
・開場直後に棚が倒れ、商品が床に散乱
・作品が割れる
・お客さんに謝ることでテンパる
・最終的に平置きしかできず、売れ行きに大打撃
多くの作家さんが、ここで初めて気づきます。
「ディスプレイは“見栄え”より“安定性”が大事」
▼対策:前日リハーサル+固定アイテムの持参
「見せ方より固定力」を意識した準備が必要です。
・耐震ジェル
・滑り止めマット
・結束バンド
・クリップ
・重し
現場で何かあっても、
固定アイテムが1つあるだけで“崩壊ゼロ”に近づきます。。
■初出店の“失敗”は成長のスピードを上げてくれる

どの作家さんも、初出店では何かしら失敗を経験します。
しかし、出店を積み重ねるたびに、
- メンタルが強くなる
- 判断が早くなる
- 準備がシステマチックになる
- 必要な什器が明確になる
- 作品の方向性が見えてくる
という 圧倒的な成長 を感じられるようになります。
最初の失敗は、ただの「通過点」。
むしろ、ネタになり、改善に繋がり、経験値が爆増する“財産” です。
「単価1,000円以上の作品を作る」「セット販売を活用する」ことで黒字ラインを下げられます。
■まとめ:失敗は怖くない!むしろ“経験値ブースト”です

初出店は必ず何かしら失敗する。
でも、それは“みんな同じ”。
大事なのは、
- 失敗を恐れないこと
- 次に生かすこと
- チェックリストを作ること
そして、
「失敗はあなたのブランドを強くする」
という意識で前に進むことです。
次回は…
📣次回予告(Vol.4)
『売れる作家さんの共通点5つ:ファンが増える行動とは?』**
お楽しみに!








