masaoのプロフィール
1976年生まれの辰年。かに座。A型。
「何かをしたいを思ったときが、それをする適切なタイミング」と信じているのんびり屋。
大学卒業後に地元の地域情報誌を発行する出版社に就職。取材活動を続けるうちに(地元も楽しい!)と思えるようになる。2008年頃からミニイベントを少しずつ手掛けるようになる。2012年、独立。すっかり小規模イベントの楽しさに取りつかれていたので、ミニイベント専門の事業を行う個人事業主となる。地域の企業様や商店街様、商業施設様からのご依頼を頂戴し、ご要望に沿ったカタチのイベントをご提案、実施しています。ハンドメイドイベントは主に自主事業として開催しており、これまでに通算80回以上開催。
2009年秋、初めてのハンドメイドイベントを開催
どこからお声がけしてよいのかも手探りな状態から始まって、なんとか気さくに出店をご希望くださった10件ほどの作家さんは、今も忘れません。
チラシは会場予定地の近隣を中心にカフェや喫茶店、美容院、友人・知人などへ必死に配りました。
にもかかわらず、前日からの雨で地面はじゅくじゅく…当日の朝は辛うじての曇天。早朝5時過ぎに開催できると判断して作家さんに開催の意向をお知らせしました。どうにかこうにか皆さんのご協力もあって10時の開催時間に間に合いました。のぼりや看板など、大きく目立つ目印もなく、よく開催できたなと思います…。
準備中、嬉しいことがありました。
それは、お客様らしきお車が何台も10時前から来られて、お待ちになっていたことです。まったく初めてのハンドメイドイベントなうえに、不安定な天気にもかかわらずご来場くださったことに、とても感激しました!不安しかなかった状況で、続々とお集りくださる方々に(ありがとうございました!)と心の中で何度もつぶやきました。
しかし、12時になると急転!
一気に雲行きが怪しくなっただけでなく、またたく間に土砂降りの雨に。雨がパラパラッとしてきて「あ、降ってきたな~」という間もなくドシャーーーッ!!そして、即中止。
出店者さんには後片付けがあるので、できるだけ手伝えるところは手伝いつつ、中止決めてから30分少しで全員の撤収を見届け、ずぶ濡れになったまま帰路につきました。
でも、終わった後の感触は、不思議と(ハンドメイドイベント楽しい!)でした。わずかな時間でしたが、お客様と作家さんの楽しそうにお話されている光景が、濡れた服を気にならなくさせてくれていました。雨天時に関して、今(2020年)ならスマホで雨雲レーダーなどを見ながら開催可否を決めるのですが、当時は雨は仕方がないと納得するしかなかったのも幸いして、(継続して開催できそうだな)と思えました。
(継続できそう)(続けれそう)というのは、今思えばとても重要なマインドだったなと思います。「継続こそ力なり」ではないですが、10件の作家さんとの出会いから、今では約500件ほどの作家さんとの繋がりができました。
私は主催者としての立場ですが、これからハンドメイドイベントに出店をお考えの方も、最初は稼げるか稼げないかを判断基準にせず、まずは(出店して楽しかったか?)(出店活動を続けられそうかどうか)を土台に考えてみてください。続けることで、きっと嫌なこともあるでしょうが、それ以上に楽しい作家仲間ができたり、素敵なお客様にであったり、ご自身の技術が向上したりと、きっと素晴らしいハンドメイドライフが待っていますよ!
元地域情報誌の記者
その職業経験が地元・地域へ目を向けるきっかけとなりました。しかし、次第に地域情報誌の“紙のチカラで人を動かしたい”ことから、“実際に人に集まってもらって、まちに人の動きをつけたい”という思考に移っていきました。
ハンドメイドイベントを主催する前段階として、日本酒好きが高じて地元酒蔵の若大将とこだわり料理人さんと組んで「地酒を楽しむ会」を主催したことがありました。参加者さんは会場のキャパシティーと料理人さんの作業量を勘案して30名。イベントというものを実施するのが初経験だったこともあり、開催のスタート時間直前までものすごく緊張したことを覚えています。
雑誌では実際に人がどう動かれているかがイマイチ実感として湧かなかったのですが、イベントだと規模の大小にかかわらず目の前に集まってくださって、しかも笑顔になって帰っていかれるんです!
イベントが人を動かすチカラは凄い!と感じました。それがイベントに目を向けることになった原体験でした。