ハンドメイドイベントBlog

ハンドメイドイベント(手作り雑貨市)を主催者視点でお話します。そのほか子育てや日々の中で気になったこと、おすすめなことを書いたりします。※記事内にプロモーションを含む場合があります

出店準備

【Vol.8】ハンドメイド作品が売れるSNS投稿術|制作過程を「物語」に変えてファンを作る完全ガイド

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はじめに|なぜ「完成品の写真」だけでは売れなくなったのか?

「どれだけ丁寧に作っても、SNSでいいねがつかない」「イベントに出店しても、通り過ぎられてしまう……」 これは、多くの初心者作家さんが最初にぶつかる壁です。

しかし、断言します。原因はあなたの作品のクオリティではありません。 原因は、作品の背後にある**「物語(ストーリー)」をSNSで伝えられていないこと**にあります。

今のSNS、特にInstagramやTikTokにおいて、綺麗な完成品写真は「カタログ」に過ぎません。膨大な投稿が流れる中で、カタログは一瞬でスクロールされてしまいます。 今の時代、SNSで求められているのは「情報」ではなく「感情の動き」です。

  • SNSは、モノではなく「物語」が拡散される場所

  • SNSは、商品ではなく「人」が選ばれる場所

つまり、あなたが日々机に向かって試行錯誤している**「制作過程」こそが、最強の販売コンテンツ**なのです。本記事では、主催者目線で「この作家さんは伸びる!」と確信する、SNS発信の極意を解説します。

2. なぜ制作過程(プロセス)の投稿は売上に直結するのか?

なぜ、未完成の状態を見せることが「売上」につながるのでしょうか?そこには、購買心理に基づいた3つの明確な理由があります。

① 作家の「人柄」が見えることで「安心感」が生まれる

ネットやイベントでモノを買う際、お客様が一番恐れているのは「失敗」です。「この人は本当に丁寧に作っているの?」「どんな人が作っているの?」という不安。 制作風景(机の上の様子や、作業する手元)を見せることで、「この人が作っているなら安心だ」という信頼に変わります。信頼は、購入ボタンを押すための最大のスパイスです。

② 手作りの「価値」が可視化され、価格への納得感が生まれる

例えば、1つのピアスが3,000円だとします。完成品だけを見ると「少し高いかな?」と感じる人も、100種類以上のビーズから色を選び、ミリ単位で調整している動画を見れば、「これだけ手間がかかっているなら妥当だ」と納得します。 制作過程を見せることは、価格競争から脱出するための唯一の方法です。

③ 「応援したくなる心理(プロセスエコノミー)」が働く

人は、誰かが一生懸命に努力している姿を見ると、無意識に「応援したい」という感情を抱きます。 ドラマやドキュメンタリーと同じで、ゼロから作品が出来上がっていく過程を追っている読者は、完成した瞬間に「わあ、やっとできたんだ!」という喜びを共有することになります。その時、読者はただの「閲覧者」から、あなたの「ファン(支援者)」に変わっているのです。

3. SNSで即実践!反応が取れる「制作過程」投稿5選

具体的にどのような投稿をすればいいのか。私が多くの作家さんを見てきた中で、特に反応が良い5つのパターンを紹介します。

① 材料・素材紹介投稿

「これからこの最高級の革を使います」「京都で見つけた一点物のボタンです」といった投稿です。 完成品が出る前の**「期待感」**を煽ります。読者に「何ができるんだろう?」とワクワクさせるのがコツです。

② 制作スタート(お仕事開始)投稿

「今からオーダー分を制作します!」という宣言です。 机に材料が並んだ状態の写真は、清潔感とプロ意識を感じさせます。これから始まる物語の「第1章」として非常に優秀なフックになります。

③ 作業中の動画投稿(リール・TikTok)

現在、最も重要です。 ミシンの音、筆の動き、ヤスリをかける様子。これらは「ASMR(心地よい音・映像)」としての需要もあり、フォロワー外へ拡散される確率が最も高いコンテンツです。

④ 失敗・試行錯誤の投稿

「色選びに失敗して、全部やり直しです……」「納得いかなくて3回作り直しました」 実は、これこそがZ世代や今のSNSユーザーに最も刺さる内容です。完璧な姿よりも、**「泥臭いリアル」**を見せることで、作家への親近感が一気に高まります。

⑤ 劇的!ビフォーアフター投稿

バラバラのパーツが、1つの美しい作品に変わる瞬間。 これはSNSで最も「保存」されるコンテンツです。「あのバラバラの部品が、こんなに素敵になるの!?」という驚きを提供しましょう。

4. 撮影のコツ|初心者でも「バズる動画」を撮る3つのポイント

動画撮影と聞くと「高いカメラが必要?」と思われがちですが、スマホ1台で十分です。ただし、以下の3点だけは守ってください。

  • スマホを固定する: 手ブレは離脱の原因です。安価なスマホスタンドや三脚を必ず使いましょう。(※ここで具体的なおすすめ三脚のアフィリエイトリンクを貼る)

  • 真上(真俯瞰)から撮る: 手元が一番綺麗に見える角度です。影が入らないよう、照明の位置にも気を配ってください。(※ここで撮影用ライトのリンクを貼る)

  • 10〜30秒に凝縮する: 長い動画は見られません。カット割りを細かくして、テンポ良く見せましょう。

5. 【実例】制作過程を出し始めた作家さんの驚きの変化

私の知り合いのアクセサリー作家Cさんの事例です。 彼女は当初、完成品の写真しか載せていませんでした。しかし、アドバイスを受けて「ビーズを刺繍している15秒の動画」を毎日リールに投稿し始めました。

  • 結果1: 海外からのフォロワーも増え、フォロワー数が3ヶ月で3倍に。

  • 結果2: 「あの動画で作っていた作品が欲しいです」という指名買いが激増。

  • 結果3: 次の対面イベントでは、開始1時間で完売するブースになりました。

6. まとめ|SNSは「作品を売る場所」ではなく「物語を届ける場所」

「いいものを作れば売れる」という時代は終わりました。 これからのハンドメイド作家に必要なのは、技術力と同じくらいの**「発信力」**です。

あなたの机の上にある、その書きかけの図案も、切りっぱなしの布も、すべてがお客様にとっては「感動の源泉」です。 完成品ができるのを待つ必要はありません。今日、今この瞬間から、あなたの物語を世界に届けてみてください。


次回のVol.9では、「共感ファンを育てる「人柄投稿」の作り方」と題して、自己開示・語り口・トーンの工夫。SNS文章術を優しく解説していきたいと思います。

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プロフィール

masaoプロフィール

1976年生まれの辰年。かに座。A型。
「何かをしたいを思ったときが、それをする適切なタイミング」と信じているのんびり屋。

趣味:読書。主に重厚な歴史小説。長男と一緒に遊ぶこと。

ハンドメイドイベントを2009年から主催し続けています。作家さんとの出会いが毎回楽しくて止められません!