売上UPに結び付ける方法はいろいろとあります。
その中でも、時間は少しかかるかもしれないが、
比較的着実な成果を得られそうな方法をお話したいと思います。
ハンドメイドイベントに出店したら
お客様の悩み事をキャッチしよう
ハンドメイドイベントに出店していて、お客様との接し方はどのようにされてらっしゃいますか?
出店中はもちろん接客されていると思います。
その中身は
- お客様に「こんにちは~」と声だけかけて、無暗に寄り付かない
- お客様がいなくても常に立ち続けている
- 立つとき座るときのメリハリをつけている
- お客様にハンドメイド作品の説明
- お客様に聞かれるまで説明はしない
などなど
時には
他の親しくなったハンドメイド作家さんと談笑したり、
お昼ご飯を食べたり、
他のブースを買い回りしたりと、
一日を満喫されておられると思います。
接客に関しては積極派も消極派も共通して実践いただきたいことがあります。
それが「お客様の悩み事を聞く」ということです。
例えば、
★子ども服について
「襟首からボタン2~3個分前開きになる子ども服は無いか?」
★バッグについて
「側面に携帯電話入れるポケットほしい」
★財布について
「三つ折りにしてコンパクトかつ薄めになるように」
などなど
お客様は作品ごとに「ああしてほしい」「こういうのが欲しい」という
ご要望を言ってくださることがあります。
そのご要望を上手くキャッチできるかどうかが、近い将来の売上UPに繋がるかどうかになっていきます。
ハンドメイドイベントでの接客中は
とにかくお客様の一言に集中
ご要望をいただいたとき
仕様のお話をするのはもちろんです。
が、もう一歩踏み込んで「なぜ、そのようなご要望をされるのか?」を
お聞きしていただきたいです。
その問いに対してお客様が答えられた理由こそが、
他のお客様にも共通する「悩み」の部分であることが多いです。
ここで得られる悩み(情報)については、
お客様の一言を漏らさず憶えておけるように集中しましょう。
先ほどの例に対して「なぜ?」という問いかけをしてみたら、
以下のような回答が得られるかもしれません。
★襟首からボタン2~3個分だけ前開きになる子ども服は無いか?
=「子どもの頭が大きくて脱ぎ着のとき痛がるから」
★バッグの側面に携帯電話入れるポケットほしい
=「すぐ取り出せる場所に携帯電話があってほしい
★三つ折りにしてコンパクトかつ薄めになる財布
=「リュックで電車通勤しているため、財布だけでも手早く出せるようになりたい」
いかがだったでしょうか?
お客様のご要望をほんの少し掘り下げると、
ご要望の本質が見えてきますよね。
そこで「なるほど!」となるかどうかは、あなた次第!
ご自身の作品づくりのポリシーがあると思います。
作風を崩してしまうようなご要望だなと判断する場合、
拾うか拾わないかは熟慮が必要です。
でも、「なるほど!そういう悩みがあったのか」と納得できたなら、
きっとそれは他の人にも同じ悩みの人がいるというサインです。
そのご要望をくださったお客様に作品を作って差し上げるのはもちろんとして、今後のラインナップに追加していくことをおすすめします。
ご要望にお応えして仕上げるだけだと「御用聞き」。
でも、ご要望をその次の新作等に取り入れていけば、それは「オリジナリティの深化」になります。
しかも、ご要望があって、その理由にも納得して新作に加えた作品なので、
きっと同じご要望を持つ次のお客様も、その次のお客様も現れてくれます。
お客様の悩み事を解決すると売上UPに結び付く
一人が思っていれば、必ず同じようなことを思っている人はいる!
それが
・たくさんの人が同じように思っているのか
・少しの人が思っているのか
という差はあると思います。
「たくさんの人が同じように思っている」ほうが分母が大きくなるので良いように思いますよね。でも、「たくさんの人」が思っているということは、似たような作品を作られている作家さんも多い可能性があります。
逆に「少しの人が同じように思っている」コトは、分母は少なくなるけれど、ピンポイントのご要望にお応えできるオリジナリティに溢れています。ただ、分母が少ないので、1回の出店で(同じご要望のお客様に)出会える人数は限られてきます。
いずれのご要望を拾い上げることになったとしても、
ご自身で「これは!」と思われることが先決です。
なぜなら、ご自身の作風とは違うご要望を取り入れる必要はないからです。
「なるほど!でも、ウチの作風には合わないかな」という判断があれば、
次のお客様が持ち寄ってくださるご要望を待てば良いのです。
(※ご要望を持ち寄られた、そのお客様のご要望だけは対応してくださいね)
ご自身の作風を発展させる「ご要望=お客様の悩み」については、
どんどん採用していきましょう。
それが次のまだ見ぬお客様に「そうそう、こういうのを探してた!」と言ってもらえる取り組みをしていきましょう!
初出店に向けた一連の流れをまとめています。
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